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両立支援コーディネーター

両立支援コーディネーターとは

両立支援コーディネーターは、病気や怪我を抱えながら働く人々を支援する専門家です。彼らの役割は、患者(労働者)が治療と仕事を両立できるよう、医療機関と職場の間を取り持ち、必要な支援を提供することです。主な活動場所

  • 企業
  • 医療機関
  • 産業保健総合支援センターなどの支援機関

役割と責任

両立支援コーディネーターの主な役割は以下の通りです:

  1. 継続的な相談支援: 患者や家族からの依頼を受け、治療と仕事の両立に関する相談に応じます。
  2. 情報の整理と提供: 治療に関する情報や業務に関する情報を収集し、必要な配慮等の情報を整理して本人に提供します。
  3. 関係者間の調整: 患者(労働者)、医療機関、職場の三者間のコミュニケーションをサポートします。
注意: 両立支援コーディネーターは、支援対象者の代理で交渉を行うものではありません。

支援対象

両立支援コーディネーターの支援対象は、以下の条件を満たす患者(労働者)です:

  • 働く意欲がある
  • 長期の継続治療が必要

対象となる主な疾患

  • がん
  • 脳卒中
  • 肝疾患
  • 指定難病
  • 心疾患
  • 糖尿病
  • 若年性認知症

トライアングル型サポート体制

政府の「働き方改革実行計画」では、治療と仕事の両立に向けて「トライアングル型サポート体制」の構築が明記されています。

構成要素役割
主治医医療面でのサポート
会社(産業医)職場環境の調整
両立支援コーディネーター連携の中核、患者に寄り添った支援

 

今後の課題と展望

  1. 認知度の向上: 両立支援制度と両立支援コーディネーターの役割に関する認知を高める必要があるといわれています
  2. 積極的な情報発信: 関連情報の積極的な発信が求められます
  3. 多方面からの関与: 患者(労働者)、事業者、行政、医療機関の積極的な関与が必要ではないでしょうか
  4. 患者の備え: 「治療と仕事の両立」への備えとして、この支援の活用を積極的に検討することが望ましいです。

両立支援コーディネーターは、病気や怪我を抱えながら働く人々にとって重要な存在です。彼らの支援により、多くの人々が治療を受けながら、自分らしく働き続けることができるようになるのではないでしょうか。
今後、この制度がさらに普及し、多くの人々の生活の質の向上に貢献することが期待されています。

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